ブローイング断熱工事
先日、中央市で建築中のI様邸に断熱材が入りました。
作業車に積まれたキュービット状の断熱材が、吹き込み専用の機械を使って壁・天井に吹き込まれました。構造体に高断熱という命を吹き込むかのような作業です。
このブローイング断熱方法は、メリットとして柱間の凹凸がある場合でも隙間無く均一に断熱材を入れられることです。
長期的にみると、柱などに使われる木材が一般的に数ミリ程度やせるので、1枚板の断熱材だと隙間が開いたり、現場発泡ウレタンフォームだと割れたりと、トラブルがあるようです。
その点、ブローイング断熱工事の場合、断熱材自体が常に張っている状態(上・写真の通りパンパンです)なので、自然に適応し著しい断熱性能の低下を防ぐことができます。
また、使われる断熱材は、アスベストのように発ガン性の心配がまったくない製品と認められている高性能グラスウールを使用していますので安心です。
断熱材施工がすみずみまでいきわたりコンセント、配線・配管まわりにも隙間ができないので、壁や床への負担が少なく安心です。施工後の断熱材の沈下も殆どないため、入居後の性能低下の心配もありません。
建築中の“スウェーデンの家“の構造現場には、性能を支える「みどころ」がたくさんありますので、必見です。また、ご案内もいたしますよ。
Watanabe